「小沢氏が虚偽記載了承」=石川容疑者が供述−04年報告書の提出前・陸山会事件(時事通信)

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、逮捕された衆院議員石川知裕容疑者(36)が東京地検特捜部の調べに対し、2004年分の政治資金収支報告書を提出する前に、土地代金に充てられた4億円の収入を記載しないことを小沢氏に報告し、了承を得ていたと供述していることが2日、関係者の話で分かった。
 特捜部は、拘置期限の4日に政治資金規正法違反罪で石川容疑者を起訴する方針で、小沢氏についても、石川容疑者らとの共謀があったかどうかについて慎重に捜査を進め、近く刑事処分を最終判断するとみられる。
 石川容疑者は、2004年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入する前に、同会の口座に入金した4億円について、同年分の収支報告書に収入として記載しなかったとして逮捕された。
 関係者によると、石川容疑者は逮捕後、故意に虚偽記載をしたことを認めたが、小沢氏の事件への関与は否定してきた。
 しかし、取り調べが進む中で、「収支報告書の提出前の時点で、貸し付けを受けた4億円の収入を記載しないことを小沢氏に報告し、了承を得ていた」などと供述したという。 

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