段ボールで手作り家具&玩具(産経新聞)

 ■創造力増し、物を大切にする心も

 引っ越しや食品のまとめ買いで使う段ボールが、子供用の手作り家具やおもちゃに重宝するのをご存じだろうか。絵本作家の石倉ヒロユキさん(53)は『パパママつくって!遊べる学べる段ボールおもちゃ』(NHK出版)で、簡単に作れる家具やおもちゃを提案。自分の手で作ることで子供の創造性を豊かにし、「モノの大切さ」を教えることができるとあって情操教育にも役立ちそうだ。(小川真由美)

 ◆自分だけのモノ

 石倉さんと段ボールとの“出会い”は次男(7)が3歳のころ。引っ越しで大量に出た段ボールで子供の椅子(いす)を作ったところ、買い与えた椅子には無関心だった次男が愛用し始めた。石倉さんは「親が目の前で作るのを見ると子供は『自分のモノ』という意識が出て、興味を持つようになる」と話す。

 それではまず、段ボールを集めるポイント。石倉さんは(1)湿っていない(2)内側や底がきれい(3)堅くてしっかりしたもの│を挙げる。屋外より室内に保管された清潔なものがよい。厚みが5ミリ程度で引っ越しやみかん箱など丈夫なタイプが便利だ。

 輸入野菜や果物用だとカラフルでポップなパッケージが多い。気に入ったデザインがない場合は面ごとに分解し、裏返して箱状に張り直して使う。子供の好きな布を張ったり、絵を描いたりしてオリジナルのデザインを作るのも楽しい。

 石倉さんが考案した「ほんだなマンション」は、複数の大きさの段ボールを組み合わせた。下から大きな順に積み上げ、箱のフタを折り込んで内側でとめた後、箱同士を木工用ボンドで接着する。本棚の側面を別の段ボールで補強し、仕切り板をコの字形に作って接着すれば完成。通常の接着は、晴れている日なら約3時間で乾くが、段ボールを重ねた部分は完全に乾くまで半日程度かかることもあるので注意が必要だ。

 ◆オリジナル教材にも

 絵本やぬいぐるみなど、どこに何を置くかを子供と相談し、箱の大きさや仕切り板の位置を決める。石倉さんは「段ボールは軽くて安全だしお金もかからない。家具や壁などに小さな子供がいたずらして困っているお母さんにおすすめ」。

 このほか、すごろくや迷路などのおもちゃも作れる。円形にくりぬいた段ボールに数字を書いた時計や大きな歯ブラシなどを作れば、オリジナルの“教材”としても利用できる。

 自分の手でモノを作る−。東京おもちゃ美術館の多田千尋館長は「今は物ができる過程を知らず、完成品しか見たことがない子供が多い。親が子供のために手仕事をすることは、子供が他者と積極的にかかわろうとする意欲をはぐくむ」と指摘する。

 ■材料入手はスーパーが身近

 段ボールを入手するのはスーパーが身近だ。イオンの広報担当者は「品物の入荷状況など店舗や時期によってはお渡しできないこともあるが、要望があればできるだけ協力する」と話す。ただ、「店舗の多くは駅ビルに入っており、自社で保管場所を持っていない。使用済み段ボールはすぐに回収してしまう」(成城石井)というように、行けば必ず好きなだけもらえるとはいかないようだ。

 ある大手スーパーの担当者は「店のスタッフと普段から仲良くしていただくと集めやすいのでは」とアドバイスする。

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