桜井茶臼山古墳 表面に繊維痕 銅鏡1枚ずつ絹包みか(産経新聞)

 国内最多となる81面以上の銅鏡の破片が見つかった奈良県桜井市の桜井茶臼山古墳(3世紀末〜4世紀初め)で、鏡の表面に繊維の痕跡があることが8日、県立橿原考古学研究所の調査で分かった。織り目が極めて細かいことから、平織りの絹と推定され、鏡は石室内に副葬される際、1枚ずつ絹袋に包まれていた可能性が浮かび上がった。

 同古墳の石室は、たび重なる盗掘で鏡の納め方が不明となっており、繊維の痕跡は、大王墓での副葬品の扱い方を考える上で重要な手がかりになりそうだ。

 鏡片は、石室内や周辺の土から331点が出土。大半が数センチ大に割れていたが、そのうち「斜縁神獣(しゃえんしんじゅう)鏡」と呼ばれる中国製の鏡片(縦2センチ、横3センチ)などで、繊維の痕跡が確認された。布は腐食してすでになくなっていたが、繊維が付着していた部分がさびたため、織り目の凹凸(おうとつ)がさびとして残っていた。

 こうした破片は、内行花文(ないこうかもん)鏡の破片などでも確認されたという。

 同古墳とほぼ同時期に築造され、34面の銅鏡が出土した黒塚古墳(同県天理市)では、ほぼすべての銅鏡に繊維そのものや痕跡が残っており、すべての鏡が1枚ずつ平織りの絹で包まれていたとされている。

 橿原考古学研究所は「黒塚古墳のケースを考えると、桜井茶臼山古墳でも鏡を1枚ずつ絹で包んでいた可能性が考えられる」と指摘している。

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