山口安次郎氏死去(西陣織の最高齢織師)(時事通信)

 山口 安次郎氏(やまぐち・やすじろう=西陣織の最高齢織師)7日午後4時15分、老衰のため京都市上京区北玄蕃町64の自宅で死去、105歳。同市出身。葬儀は親族のみで済ませた。後日、お別れの会を開く予定。喪主は長男巖(いわお)氏。
 京都・西陣の織屋に生まれ、12歳で西陣織の世界に入った。江戸時代の西陣織の能装束の復元などを手掛け、1982年に「現代の名工」に選ばれた。 

予算案、26日衆院通過目指す=与党(時事通信)
五輪モーグル 娘に、妻に称賛惜しみなく 上村4位(毎日新聞)
<小沢幹事長>5月訪米を前向きに検討(毎日新聞)
レストランのトイレで50歳教諭が盗撮(読売新聞)
機密費上納、追加調査せず=平野官房長官(時事通信)

若い世代は飲酒より疲労とストレス 「人体の化学工場」肝臓(産経新聞)

 体内で最大の臓器である肝臓は血液を浄化するなど多機能で、「人体の化学工場」とも言われる。中でもアルコールを分解することから酒類の“飲み過ぎ”との兼ね合いでしばしば注目される。しかし、専門家は「若い世代では飲酒より、むしろ飽食やストレス、疲労が肝臓を脅かす要素になっている」と警鐘を鳴らす。(草下健夫)

 ◆飲酒は減少傾向

 肝硬変や脂肪肝の大きな要因とされてきた飲酒だが、肝疾患に詳しい須田都三男(とみお)医師(元慈恵医大准教授)は「(酒類の)飲み過ぎによる肝障害は50代以上に多い。ライフスタイルの変化で、若い世代ではアフタファイブに同僚との一杯が減り、酒量も減った印象がある。飲酒は以前ほど深刻な問題ではなくなりつつある」と指摘する。

 こうした中、職場の定期健診などで大きな問題になっているのが、過食や飽食、運動不足が原因とみられる脂肪肝。太っていなくても過食などが原因で起こり、放置すると動脈硬化などの要因とされるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因にもなる。

 「脂肪肝は働き盛り世代の肝障害のほとんどを占める。肝臓は“沈黙の臓器”といわれるように自覚症状に乏しく、ゆっくりと悪化するため注意が必要」(須田医師)

 脂肪肝のうち1割程度は重症化するが、多くの場合は食事中心の節制した生活で治りやすい病気だという。ただ、須田医師は「そのため、とかく『やせれば治る』『アルコールを控えれば治る』という意識の人も多く、軽視されがち。実際、肝硬変に近い状態の人も少なくない」と訴える。

 ◆タンパク質十分に

 精神的ストレスなどによる疲労にも要注意だ。「体がストレスに適応しようとしてタンパク質の分解が進むため、タンパク質を十分含む食事を取ることが大切」という。タンパク質は体内で分解され、有害なアンモニアとなる。アンモニアが増えると体内のエネルギー生産が妨げられる。そこで、肝臓内の「オルニチン」がアンモニアの解毒を促す。こうした働きで肝臓が活性化し、エネルギー生産など肝臓のほかのさまざまな機能も活発になっていくという。

 オルニチンは食品ではシジミなどに含まれるが、須田医師は「食品で取っても、よほど大量でない限り効果的ではない」と説明。「社会生活ではストレスや不摂生は避けにくいこともあるが、肝臓の健康のためには栄養のバランスの取れた食事、十分な休息、適度な運動などのストレス解消を確保してほしい。自身の生命維持に不可欠な肝臓に思いを至らせて」とアピールする。

【用語解説】肝臓とオルニチンサイクル

 肝臓の大切な機能の一つが、アルコールやアンモニア、毒物などの解毒。このうち、アンモニアは食べ物に含まれるタンパク質が体内で分解されてできる有害物質。アミノ酸の一種「オルニチン」には肝臓でアンモニアを分解して毒性の少ない尿素に変える働きがあり、オルニチンサイクル(尿素サイクル)という。尿素は尿に含まれて排出される。アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされる。

【関連記事】
糖尿病対策から化粧品まで 「抗糖化」パイオニアの“甘くない”道のり
ネットでメタボ改善プログラム 日立、17日から提供
「男85センチ、女90センチ」再検討 腹囲のメタボ基準値で肥満学会
働き盛り襲う心臓突然死 ストレス引き金…心身管理が大切
受験生も安心!? バナナが味方だ 栄養補給、免疫力アップ

1億2千万円被害 振り込め詐欺「出し子」写真公開 (産経新聞)
雑記帳 ホッキョクグマお別れ会 札幌(毎日新聞)
信長は隠れ大文字山ファン? 「四神」に守られた都を望む船岡山(産経新聞)
磯谷香代子議員 「フリーター」実は「資産家」(毎日新聞)
聴覚障害者狙うマルチ商法詐欺 「ヴィヴ」幹部ら有罪判決(産経新聞)

雅子さまご体調「医師団見解」全文(下)(産経新聞)

 (ロ) 妃殿下をお支えする方々には、今後のご活動の適正な配分に関しても慎重にご検討いただきたいと考えております。妃殿下は、何事にも心を込めて取り組んでいらっしゃいました。ご公務はもちろん、育児などご家庭内のことや、東宮御所内でのお仕事など、なさらないといけないことが沢山(たくさん)おありになるなかで、できるだけ多くの要請に応えようとして、お疲れを表に出さずに無理をされる場面が少なからず見受けられます。しかも、こうしたご活動を複合的に行われることは、現在の妃殿下のご体調ではご負担の大きいものです。従いまして、今後は、こうしたご活動を適正に配分してご負担を軽減していただくことが、さらなるご快復のために重要になってくると考えております。 

  [フォト] 2年ぶり地方ご訪問 雅子さま、笑顔でお応えに

 (ハ)まずご公務ですが、妃殿下は、ご公務への復帰にむけて今後とも努力されることになると思います。その際に、ご快復が進むにつれてご公務を行われることへの期待もより大きくなるものと考えられますが、それが妃殿下にとって過分のご負担とならないような配慮が必要です。また、ライフワークとなり得るご活動を行われることは、大きな自信につながるものであり、心の健康を保つためにも重要なものですが、そうしたご活動を見つけていかれるためには十分な余裕と時間が必要です。従いまして、今後は、十分に時間をかけながらライフワークにつながる可能性のあるご活動を見つけられることにも力を注いでいただきたいと考えております。

 (ニ) 妃殿下の海外へのお出かけに関して若干触れておきたいと思います。東宮職医師団としましては、公式の日程がお続きになる海外公式ご訪問は、妃殿下にはご負担が大き過ぎると考えております。従いまして、将来的に海外ご訪問をご検討いただく場合には、ご負担が少なく期間も長くない私的なご訪問をまず検討していただくことが望ましく、ご治療の面からも効果的であると考えております。

 (ホ) 妃殿下には、育児を中心としたご家庭の中の役割も重要です。妃殿下はご家庭をことのほか大切に考えられ、皇太子殿下や愛子内親王殿下とご一緒の時間を大切になさっていらっしゃいます。また、皇太子殿下が安心してご公務に励まれるように、そして愛子内親王殿下が健やかに育たれるように、いわば裏方としてずいぶん多くの時間を使っていらっしゃいます。皇太子殿下のお仕事のお手伝いや育児のご相談、愛子内親王殿下の学校行事や勉強のお手伝い、三殿下での団欒(だんらん)などの家庭的なご活動は皇太子殿下、愛子内親王殿下にとりましてもとても大きな意味を持つもので、これからもぜひ大切にしていっていただきたいと考えております。

 (ヘ) 愛子内親王殿下のご成長やお友達との交流の広がりをご覧になることは、妃殿下にとって喜びであるとともに、心の癒やしにもなっています。これまで東宮御所内やこどもの城、さらには学習院幼稚園や初等科での愛子内親王殿下のご活動やお友達との交流の広がりは、愛子内親王殿下の成長に大きな助けとなってきました。そして、それを見守り手助けされることが妃殿下のお心の支えになってきています。またこれまで、内親王殿下の先生方やお友達のお母様方が妃殿下と温かく自然に接していただいてきていることも、妃殿下にとり大きな力になっています。妃殿下は、こうした温かい人間的な触れあいをとても大切に思われて心から感謝されていらっしゃるご様子であり、このことがご快復に向けての大きな力になってきていることからも、ぜひこうしたご活動を大切にしていっていただきたいと考えております。また、人間的な触れあいという意味で、国民の皆様が温かい目で見守ってくださっていることも妃殿下のお心の支えとなっていると拝察しております。

 (ト)妃殿下ご自身のご友人との交流も、妃殿下のお心の健康にとりまして、とても大切です。東宮職医師団は、妃殿下が、皇太子妃というお立場もあって自由にご友人にお会いになる機会が少なくなっていたことも心のバランスを崩される一因になっていたと考え、そのような交流を増やし発展させていっていただくようにお勧めして参りましたが、今後もそうしたご関係を大切にしていっていただきたいと考えております。 

 (チ) 運動など体を動かされるご活動を通してご体調を整えられ、気力や体力の充実をはかっていただくことも大切ですので、そうしたご活動をこれまでのように続けていっていただければと考えております。

               ◇

 妃殿下は、皇太子妃としての立場や責任の重さを深く認識されていて、復帰のために懸命に努力され、ご治療開始以降、長い目で見ますと、ご病状は大きく改善してきていらっしゃいます。ただ、これまでのストレス状況やご闘病が長期にわたっていらっしゃることを考えますと、ご活動の幅を更に大きく広げていただくまでには、さらなる時間が必要であると考えられます。

 従いまして、妃殿下には決して焦られることなく、現在のご活動を時間をかけて着実に継続していっていただきたいと考えております。その過程では、妃殿下が一つ一つ努力され、工夫され、試行錯誤を繰り返される場面もあるかと思いますが、これはご快復に向けてのご治療を進めていく上で必要なものでもあります。国民の皆様におかれましては、こうした治療上の配慮と、前向きにかつ真摯に努力しようとされている妃殿下のお気持ちをぜひご理解いただき、引き続き長い目で温かく見守っていただくようご協力をお願い申し上げます。

 =(完)

【関連記事】
雅子さまご体調「医師団見解」全文(上)
天皇陛下「夜のご執務」相次ぐ 書類が来ない…
「天皇陛下は江戸城より京都・広島に」亀井氏が進言
皆様の温かい気持ち、大きな支え 雅子さまご感想全文
【皇太子さま誕生日会見】(3)雅子さま、公務ご復帰の見通しは?

首相動静(2月8日)(時事通信)
トヨタ 新型プリウス19万台リコール…午後に届け出へ(毎日新聞)
雅子さま「良くなられた」…東宮職医師団(読売新聞)
医師確保事業で着服、宮崎県職員を懲戒免職(読売新聞)
<腎移植>「誤診で摘出」提供者が岡山市提訴(毎日新聞)

「小沢氏、説明責任果たしている」…首相(読売新聞)

 鳩山首相は8日の衆院予算委員会で、小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件について「小沢氏は必要に応じて、説明責任を果たしている」と述べ、一定の説明責任は果たしているとの認識を示した。

 首相は「小沢氏は検察の聴取で様々な話をし、必要に応じて記者会見にも応じた。逃げている状況ではない」と指摘した。

 同事件で起訴された石川知裕衆院議員(民主)の進退について、首相は「起訴された事実は重く受けとめるべきだが、本人の身分に関しては、自身の意思で決めることだ」と述べるにとどめた。

 民主党が昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ高速道路無料化について、首相は「社会実験を前提に結論を出す。2年間で無料化を必要な所にできるように努力したい」と述べ、路線を限定して実施する考えを表明した。

<転落>川に車2人死亡 スリップ跡、凍結か さいたま(毎日新聞)
大仁田氏「ファイヤー」連発!号泣も…長崎県知事選告示(スポーツ報知)
桜前線3月19日上陸か、平年より数日早い?(読売新聞)
【中医協】高度な専門性を要する病院の手術料、最大5割アップへ(医療介護CBニュース)
JAL機が羽田に緊急着陸 離陸直後エンジンから出火 けが人なし(産経新聞)

【中医協】安全な麻酔管理体制を評価(医療介護CBニュース)

 厚生労働省は、2月3日に開かれた中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の総会で、常勤の麻酔科標榜医5人以上が安全管理体制を行っている場合に特定機能病院などの大規模病院が算定する「麻酔管理料(2)」の新設を提案し、了承された。

 ただ、麻酔科を標榜する常勤医師の確保を要件に組み込むことで、麻酔科医師の偏在を助長しかねないと懸念する声があり、診療報酬改定結果検証部会による検証対象に位置付けることになった。

 厚労省の改定案によると、麻酔管理料(2)は常勤の麻酔科標榜医5人以上による安全管理体制を確保し、麻酔医による監督の下、医師が麻酔前後の診察と麻酔手技を行った場合に算定できる。

 邉見公雄委員(全国公私病院連盟の副会長)は、「麻酔医、放射線医、病理医が少ないのが、日本の病院医療の一番のアキレス腱だ」と述べ、常勤の麻酔科標榜医5人以上の確保を要件にすることで、これらの医師の偏在に拍車が掛かりかねないことを問題視した。
 また、嘉山孝正委員(山形大医学部長)は、「麻酔科はユニオンを作っている。同じ業務をしていながらインカム(収入)が全然違う。こういう付け方をしても勤務医の処遇改善につながらない」と述べ、勤務医の負担軽減・処遇改善につなげる要件を組み込むなどの工夫を求めた。

■「検体検査管理加算(4)」の新設を了承
 総会ではまた、より充実した体制による検体検査の実施を評価する「検体検査管理加算(4)」の新設と、「外来迅速検体検査加算」の引き上げも了承した。

 厚生労働省の改定案によると、検体検査管理加算は、入院患者1人につき月1回算定する。
 院内検査を行っている病院と診療所に算定を認めるが、▽検体検査を専ら担当する常勤医の配置▽常勤の臨床検査技師10人以上の配置▽検体検査管理を行うのに十分な管理体制の整備-を施設基準に組み込むなど、診療所にとってはハードルが高い。厚労省の担当者は総会終了後、記者団に「(診療所による算定を)封じることはないということ」だと説明した。


【関連記事】
【中医協】レセプト並み明細書の義務化拡大、継続審議に
【中医協】回復期リハ、「2単位実施」の要件を追加
【中医協】療養入基料、看護配置と重症度で2段階に
【中医協】感染防止対策加算などを新設
【中医協】精神病棟入院基本料、「13対1」新設で合意

「政治とカネ」ツートップ、参院選へ舵取り厳しく(読売新聞)
街角景気、2カ月連続改善=基調判断は据え置き−内閣府(時事通信)
小沢氏不起訴 「幹事長職は?」不信感渦巻く街の声(産経新聞)
“よそ者”に侵されるエゾクロテンの生息環境(産経新聞)
首相動静(2月8日)(時事通信)

【新・民主党解剖】第3部 沈黙の帝国(下)みんな「小沢」に右往左往(産経新聞)

 ■参院選に照準

 「国民に理解してもらえる説明をきちんとすることが大事だ。党としても、そのように対処しなければならない」

 民主党参院議員会長の輿石東は6日、山梨県山梨市での講演でこう強調した。首相の鳩山由紀夫や幹事長の小沢一郎に関する一連の事件の決着には、説明を果たすことが必要だと訴えた形だが、「本音は微妙に違う」(党関係者)という。

 今回、改選期を迎える輿石は、当選後は小沢に参院議長のイスを約束されているといわれる。日教組出身議員で三権の長に就くのは初めてだ。その座を確実にするため、小沢にはいつまでも「政治とカネ」の問題を引きずらず、一刻も早く選挙対策に専心してほしい、と輿石が考えたとしても不思議ではない。

 その小沢は、自身の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で不起訴となった4日夜、党本部で記者団にこう語った。

 「参院選で国民の支持を得る。過半数目指して最善を尽くす。そういう自分の任務に一生懸命、全力で努力しながら、国民の信を取り戻すべく頑張りたい」

 国民と同志への謝罪もそこそこに、視線は参院選に据えられていた。

 「地方行脚の日程は全部、小沢さんの頭に入っている。前向き、前向き、ぶんぶん丸だ!」

 5日午後、小沢と参院選に向けた今後の予定などを打ち合わせた側近議員は、小沢の様子をこう語った。

 ■世論の行方次第

 小沢自身や周辺は事件の区切りはついたと割り切っているとしても、党所属議員たちは世論の動向を強く気にしている。

 小沢と距離を置く衆院議員、安住淳は5日付の自身のメールマガジンで「朝青龍の引退を惜しむ」と題しながらこう書いた。

 「政治と金をめぐる問題は、これからも国民の疑念を払拭(ふっしょく)する努力が必要だ。重要なのは国民世論だ」

 また、総務副大臣の渡辺周は5日のBSフジの番組で、世論次第で小沢の進退問題の再燃もあるとの認識を次のように示した。

 「今度の参院選は鳩山政権への最初の審判だ。それまでに世論が納得しなければ、当然、幹部も現実を理解して何らかの行動を取るのではないか」

 参院選で、小沢が目標に掲げる単独過半数を民主党が確保するためには、60議席以上をとる必要がある。だが、党内には「政治とカネの話が延々と続いていったら民主党は負ける。今、参院選があったら50議席いくかどうかだ」(中堅)との厳しい見方もある。

 「小沢さんが怖いからみんな発言を自主規制している。沈黙が勝ちだから」

 一回生議員はあけすけに語るが、「結局、党が批判されている問題は小沢さん個人の問題」(別の一回生)という不満のマグマは確実に蓄積されている。

 ■奇妙だが笑えない

 前財務相の藤井裕久はもともと昨年の衆院選には出馬せず、政界を引退するつもりだった。昨年4月には産経新聞のインタビューに対し、政治家生活を振り返ってこう語っていた。

 「この20年間、世の中を動かしてきたのは小沢さんと(元官房長官の)野中広務さんですよ」

 野中は、自民党を飛び出した小沢がつくった非自民の細川連立政権を崩壊させた。当時の蔵相だった藤井によると「背後で糸を引いて、連立の一角の社会党を抱き込み、村山富市内閣をつくった」。また、「悪魔」と呼んだ小沢にひれ伏し、自民、自由両党の連立を成功させたこともある。

 その野中が政界を去って久しい。藤井も今年の新年早々、小沢との「不仲」もあって「相当疲れた」と言い残し財務相を辞任した。

 小沢と同期(衆院当選14回)でときに盟友、ときにたしなめる役割を演じてきた元衆院副議長、渡部恒三は6日、小沢の幹事長辞任の可能性に改めて言及した。だが、小沢ほどの実力者ならば、幹事長を辞しても議員辞職に至らなければ実権を保てる。

 新生党衆院議員時代に小沢に接近した経済人類学者の栗本慎一郎は、平成11年発行の著書「自民党の研究」の中で「小沢一郎という現象」について次のように記している。

 《小沢という人物の持つ力が、本来の磁場をねじ曲げてしまうことによる「小沢ハプニング」とでもいうべき現象だ。(中略)みんなが小沢のまわりに集まったり、逆に必死で逃げ回ったりした》

 この奇妙だが笑えない現象は、一体いつまで続くのだろうか。(敬称略)

 =第3部おわり

                   ◇

 この連載は高橋昌之、阿比留瑠比、榊原智、佐々木美恵、山田智章、小島優、坂井広志、比護義則、斉藤太郎、原川貴郎、山本雄史が担当しました。

顧問の扱い「対応を指示」=全国町村会会長逮捕で総務相(時事通信)
石川議員辞職も想定?中川昭一氏の妻擁立検討(読売新聞)
志望校一覧を生徒に配布=中3担任教諭、苦情受け回収−岐阜(時事通信)
「鬼は大阪市長」 橋下知事、豆まきで宣戦布告(産経新聞)
福岡県町村会、遠い透明化…会長逮捕後も非公開(読売新聞)

雪だるま49個壊される=冬まつりの北海道・旭川(時事通信)

 北海道旭川市で6日に始まった「旭川冬まつり」を盛り上げようと、地元の商店街がJR旭川駅の駅前通りに設置した多くの雪だるまが壊されているのが同日朝、見つかった。道警旭川中央署は悪質ないたずらとみている。
 同署によると、雪だるまは高さ50センチ程度で、約1キロにわたり置かれた169個のうち、49個が倒されるなどしていた。商店街の企画委員会によると、雪だるまは商店街組合員と地元の高校生らが5日に作ったという。 

春の始まりに「立春の酒」を=福島県磐梯町〔地域〕(時事通信)
糖尿病根本治療に道 膵島移植の拒絶反応解明 福岡大・理研(産経新聞)
日医会長選、京都府医の森会長が出馬表明(医療介護CBニュース)
ボルト付け忘れが原因=新幹線3時間停電−JR東海(時事通信)
<雑記帳>人気の金色オブジェ「天使のうんこ」 京都に登場(毎日新聞)

子ども手当満額困難に=峰崎財務副大臣も表明−11年度以降(時事通信)

 峰崎直樹財務副大臣は1日の記者会見で、衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた2011年度からの子ども手当の満額支給(中学卒業まで一人当たり月額2万6000円)について「相当無理がある。財源的に厳しく公約の実現はなかなか難しい」と表明した。手当満額支給に関しては、野田佳彦財務副大臣も31日に「ハードルは高い」と指摘している。
 平野博文官房長官は1日、満額支給が難しいとの見方について「政府として到底考えていない」と否定したものの、予算編成を担当する財務省の副大臣2人が満額支給は困難との見通しを示したことで、看板施策の大幅な修正を迫られそうだ。
 11年度以降の満額支給について、峰崎副大臣は「(困難と)早くから思っていた。10年度予算案の編成が終わり、今まで通りに約束できる条件はあるかなと思った」と釈明した。先の衆院選で民主党は予算の総組み替えで11年度には12兆円超の財源確保が可能と強調。しかし、峰崎副大臣は行政刷新会議の事業仕分けなどによる財源捻出(ねんしゅつ)が約1兆円にとどまったことを挙げ、「政権を取ってみて初めて分かることもある。それは正直に言ったほうがいい」として、歳出削減効果には限界があるとの認識を示した。 

【関連ニュース】
【特集】「陸山会」土地購入事件〜ゼネコン側、妨害恐れ献金〜
「大政翼賛会」は続かない〜民主・渡部元衆院副議長インタビュー〜
捜査は検察の政権つぶし〜民主・高嶋良充筆頭副幹事長インタビュー〜
「小沢独裁」は作られた虚像〜民主・輿石参院会長〜
難問山積 問われる首相の決断力〜普天間、小沢氏団体問題にどう対応?〜

鳩山首相「検察は公正に判断」 幹事長続投も明言(産経新聞)
<わいせつ行為>容疑の埼玉県警巡査長を逮捕 神奈川県警(毎日新聞)
亀井氏釈明「不適切」 連続児童殺傷引用(産経新聞)
鳩山首相「検察は公正に判断」 幹事長続投も明言(産経新聞)
土壁塗りに小学生挑戦 練馬区立池淵史跡公園(産経新聞)

<窃盗>宝石2000万円分盗まれる…大阪(毎日新聞)

 1日午前4時40分ごろ、大阪市北区天満橋1の貴金属店「三菱マテリアルMJC大阪店」が入るOAPタワーの警備員から「(店の)ガラスが割られ、男ら数人が逃走した」と110番通報があった。大阪府警天満署によると、ネックレスや指輪など計約300点が盗まれており、被害総額は約2000万円に及ぶ。

 天満署によると、男らは観音開きになっているガラス製の正面玄関の鍵をこじ開けて侵入。ショーケースをたたき割って店内の大半の貴金属を盗み、3分以内に逃げた。玄関扉の右側が開いたままの状態だった。ビルの防犯ビデオには、黒っぽい服装の3人が盗んだ商品を段ボールなどに詰め込む様子が映っていた。

 警備員が防犯センサーの警報音を聞いて店の前に駆けつけた際、ビルのロータリーから数人が乗った白いセダンタイプの車が急発進して逃げたという。

 現場は大阪城近くのオフィスビルが並ぶ一角。加藤久幸店長(40)は「最近、貴金属店が狙われる(事件の)報道が相次いでいたので警戒していたのに、まさか自分の店であるとは」と声を詰まらせていた。

 1月21日未明には、大阪市中央区南船場3の高級ブランド店「ルイ・ヴィトン大阪心斎橋店」に男数人が侵入し、バッグやネックレスなど計約35点(約900万円相当)が盗まれる事件があり、今回と同じように現場から逃走する白いセダンが目撃されており、大阪府警は関連を調べている。【山口朋辰、茶谷亮】

【関連ニュース】
9月8日号

明細付き領収書、無料で全患者に=10年度診療報酬改定で検討−厚労省(時事通信)
「凛の会」発起人 「自分の罪認める」 郵便不正公判(産経新聞)
雑記帳 あでやかに芸舞妓が豆まき 京都・八坂神社(毎日新聞)
鳩山首相 施政方針演説 「いのち守る」の理念を強調(毎日新聞)
菅副総理 財政・経済演説 「納税者番号」明言/デフレ克服へ決意(産経新聞)

税優遇の不動産、陸山会が異例の所有(読売新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る事件では、同会が保有する多数の不動産に注目が集まっている。

 個人が不動産を購入する場合と違い、政治団体では購入の原資となる収入は課税されず、代表者が死亡しても相続税を支払う必要がないなど、税務上有利な点が多いからだ。総務省によると、同省所管の資金管理団体で不動産を所有しているのは同会だけだ。政治団体の不動産を巡る税務上の問題を検証する。

 ◆収入◆ 

 「陸山会の政治資金は、寄付金が原資」。2007年2月、小沢氏は、同会が多数の不動産を所有していることが問題視されたことで記者会見を開き、政治献金を使って不動産を購入していることを説明した。

 政治団体は、支援者からの寄付などが主な収入となるが、収益事業を営まない限りは課税はされない。個人の場合、先立つ資金となる給与などの収入には所得税、親族から相続を受けた場合は相続税、贈与を受けた場合は贈与税などの税金が発生するのとは対照的だ。仮に、個人が1億円の贈与を受けると、贈与税の支払いは約4700万円だ。

 ◆転売◆ 

 同会は04年までの11年間に、東京都、岩手県、仙台市で計12件の不動産を取得。購入総額は約10億5000万円。これまでに3件を売却、1件は譲渡している。

 一方、個人が所有している不動産を売却し、利益が出た場合、所得税や住民税の課税対象になる。しかし、陸山会のように、政治団体が所有し、売却した際の収入も政治団体が受け取っていれば、原則として政治団体への課税はされない。

 ◆相続税◆

 「私が政界を引退した時に不動産が陸山会の資産として残っていたら、第一に、後進の人たちへの支援のために使いたい。さらに、ライフワークとして取り組んできた日米・日中の草の根交流の基金に充てたい」。小沢氏は07年2月の記者会見時、こう説明している。

 不動産を所有している個人が死亡した場合、相続人には相続税の支払い義務が生じ、不動産の贈与を生前に受けていれば贈与税が課せられる。しかし、政治団体の場合、代表者が死亡したり、後継者に代表の座を譲ったりしても、団体はそのまま存続する。このため、相続税や贈与税の支払い義務がないまま、不動産を持ち続けることが可能だ。

 ◆法の不備◆

 同会が多数の不動産を所有することが発覚した後、政治資金規正法が改正され、07年8月の施行以降、資金管理団体による不動産の取得や保有が禁止された。しかし、法改正前に不動産を所有していた同会はこの対象外だ。谷口将紀・東大教授(現代日本政治論)は、「そもそも、政治資金規正法はこれまで、政治団体が多数の不動産を所有するという事態を全く想定していなかった」と指摘する。

 同法ではこのほかにも、政治団体の解散時の資産処理について規定がないなどの不備もあり、谷口教授は、「政治団体は政治家個人のものではなく、主義主張を持った人たちの集まりであるというのが本来の姿。財産をどう管理するかなどの検討が必要だ」としている。

マンション8階から転落=4歳女児、軽傷−東京・国分寺(時事通信)
参院選「小沢氏仕切って」 首相(産経新聞)
「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」 華やかな金冠に感嘆(産経新聞)
首相演説「労働なき富」に共産委員長が皮肉(産経新聞)
鹿大、同意なく 68人から採血 「研究目的」告げず(西日本新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。